【遊戯王】アニメ版5D‘sに登場するBFの名前の語源をまとめてみた【豆知識】

皆さんこんにちは、issunです!

『BF(ブラックフェザー)』はアニメ「遊戯王5D’s」とアニメ「遊戯王ARCーV」と二作に渡ってクロウ・ホーガンが使用した闇属性・鳥獣族を中心としたテーマです。

OCGでは2009年のワールドチャンピオンシップを制し、デュエルリンクスにおいても環境入りしている人気と実力を持ち合わせたテーマでもあります。

今回は、そんな『BF』の名前の語源をまとめて行きたいと思います。

『BF』の名前は、「様々な風の呼称」「世界各地の局地風」「気(空気)に関する現象」「風にまつわる神や伝説」など、風や気に関連した言葉が語源の中心になっています。

基本的に『BF』の名前の構成は、

BF-〇〇の△△
となっており、
・〇〇=日本語表記
・△△=カタカナ表記
で共通しています。

『BF』は、アニメだけでなく漫画版でも登場したり、OCGオリジナルのモンスターも実装されたりとかなり数の多いテーマですので、

①アニメ版 遊戯王5D’s
②漫画版 遊戯王5D’s
③アニメ版 遊戯王ARCーV
④OCGオリジナル&番外編

に投稿を分けてまとめていきたいと思います。

今回の記事では「アニメ版 遊戯王5D’s」に登場した『BF』を紹介していきたいと思います。

アニメ版 遊戯王5D’sに登場した『BF』の語源

BFー疾風のゲイル

◆疾風:強く吹く風
◆ゲイル=“gale”:強風、暴風

ゲイルは、〇〇=△△となる典型的な名前の構成をしたモンスターです。

ちなみに、“gale”は“breeze”より強く、“storm”より弱い風のことを表します。

BFーそよ風のブリーズ

◆そよ風:静かに吹く風
◆ブリーズ=“breeze”:そよ風、軟風

ゲイルと同じく〇〇=△△の構成ですね。

BFー逆風のガスト

◆逆風:進む方向から吹いてくる向かい風
◆ガスト=“gust”:突然発生する一陣の風や突風

逆風は“head wing”と表現されるため、〇〇=△△ではありません。

イラストは名前の通り、逆風を表現しているように見えますね。

BFー黒槍のブラスト

◆黒槍:黒い槍
◆ブラスト=“blast”:突風、疾風

“blast”は“a blast of wind ”=「一陣の風」や“at a blast”=「一気に」などの表現に使われる単語で、「黒い槍」と非常に噛み合った名前だと思いました。

ちなみに、“blast”は“gust”よりも長くて強い風のことを示しています。

風もその強弱によって表現が違うんですね。

BFー極北のブリザード

◆極北:北極点に近いところ
◆ブリザード=“blizzard”:極地で吹く大吹雪や暴風雪

名前をそのまま訳すと「北極点の大吹雪」になり、〇〇と△△を組み合わせた時にしっかりと意味をなす構成となっています。

BFー突風のオロシ

◆突風:突然吹き起こる激しい風
◆オロシ=「颪」:山から吹きおろす強い風

「颪」にはフェーン型とボラ型の2種類が存在します。

この2種類の型は、他の『BF』モンスターの名前に使用されています。

BFー東雲のコチ

◆東雲:明け方、夜明けを意味する(=暁)
◆コチ=「東風」:春頃に東の方から吹く風

「東」という共通の言葉を使用しつつ、「明け方に吹く東風」という意味も表現しているようですね。

BFー流離いのコガラシ

◆流離い:さまよい歩くこと
◆コガラシ=「木枯らし、凩(こがらし)」:秋の終わり頃から冬にかけて強く吹く冷たい風

「流離い」という言葉で「木枯らし」の印象をうまく表現しているなと個人的に感じました。

BFー暁のシロッコ

◆暁:夜明け、明け方
◆シロッコ:初夏にアフリカから地中海沿岸に吹く高温の南東風のこと

ここから、世界各地で起こる局地風の名前を語源としているモンスターの紹介になります。

BFー熱風のギブリ

◆熱風:熱気を含んだ風
◆ギブリ:シロッコ風のことをアフリカではギブリと呼ぶ

「シロッコ風」は暁のシロッコでも書いたように高温の風であるため、ギブリ=シロッコ風=高温の風=熱風と、遠回りして〇〇=△△の構成となっています。

BFー鉄鎖のフェーン

◆鉄鎖:鉄で作った鎖
◆フェーン:イタリア側からアルプス山脈を越えてヨーロッパに吹く暖かい風のこと

風が山地から吹き降りてくる時に、水分を失い温度が急上昇し乾燥した風になる現象を「フェーン現象」と呼び、日本でも起きる。

日本でも「フェーン現象」が起きることを、鉄鎖をまとった忍者のような見た目が意味しているように思いました。

BFー銀盾のミストラル

◆銀盾:銀色の盾
◆ミストラル(Mistral):フランスの南部あたりを地中海に向けて吹く冷たい風

調べると「ミストラルシルバー」と呼ばれる敷石がありました。

………うーんという感じです(笑)

BFー激震のアブロオロス

◆激震:山崩れや地割れが起こる激しい地震
◆アブロオロス:ブラジルの南東海岸で吹くスコール性の風を「アブロホロス(Abroholos)」と呼ぶ

BFー竜巻のハリケーン

◆竜巻:気圧の急変で発生する局部的な激しい旋風
◆ハリケーン:夏から秋にかけて北大西洋に発生し、アメリカを襲う暴風雨

竜巻は英語で“tornado”や“twister”と表現します。

BFー尖鋭のボーラ

◆尖鋭:先が鋭く尖っていること
◆ボーラ(Bora):東ヨーロッパ側からディナルアルプス山脈をこえて、ユーゴスラヴィアのアドリア海沿岸に吹く冷たい局地風(ボラ)

BFー追い風のアリゼ

◆追い風:進む方向に対して後方から吹く風
◆アリゼ(Alize):フランスやアフリカ中部、カリブ海などで吹く北東の貿易風のこと

BFーニの太刀のエテジア

◆二の太刀:二度目に斬りつけること、また、その刀のことを指す
◆エテジア:夏に地中海東部で吹く北寄りの季節風を「エテジア風(Etesian wind)」と言う

このエテジアが日本刀を持っているように、「鉄鎖のフェーン」やこの後出てくる「隠蓑のスチーム」など、「和」の雰囲気の見た目のモンスターが『BF』には数体います。

BFー蒼天のジェット

◆蒼天:青空、大空
◆ジェット=“jet”:水やガス、炎などの噴出、射出

おそらく「蒼天」と「装填」を掛けていると思われます。

「装填」とは鉄砲に弾薬を詰めることなので、「鉄砲へ弾薬を装填(蒼天)して、弾を射出(ジェット)する」という意味になるのではないでしょうか。

BFー隠れ蓑のスチーム

◆隠れ蓑:着ると体が隠れて見えなくなる想像上の蓑
◆スチーム=“steam”:蒸気、湯気

湯気は、お湯から立ち上がる水蒸気のことです。

ここからは、「気(気体、空気)」に関する言葉も語源とするモンスターを紹介していきます。

BFー陽炎のカーム

◆陽炎:日差しによって熱くなった空気が不規則な光の屈折を起こすことにより、風景が揺れて見える現象
◆カーム=“calm”:風がなく波が静かな海の様子、凪(なぎ)

BFー極光のアウロラ

◆極光:オーロラのこと
◆アウロラ=“aurora”

「オーロラ」を英語表記すると“aurora”となり、ローマ字読みすると「アウロラ」と読めます。

アウロラは『BF』の中で唯一の光属性モンスターですが、その語源が「オーロラ」であるからかもしれません。

久しぶりに登場した○○=△△のモンスターです。

BFー精鋭のゼピュロス

◆精鋭:より抜きの兵
◆ゼピュロス=“Zephyros”:ギリシャ神話に登場する西風の神の名称

これからは、「風にまつわる神」などの「伝説」が関わる言葉が語源となるモンスターを紹介します。

BFー大旆のヴァーユ

◆大旆:日・月と昇り竜・降り竜を描いた大きな旗のことで、中国で天子や将軍が用いていた
◆ヴァーユ:インド神話における風神

BFー漆黒のエルフェン

◆漆黒:漆を塗ったような真っ黒で艶のある色
◆エルフェン=“elfin”:「小さな妖精」を意味する

………妖精?

BFー天狗風のヒレン

◆天狗風:突然激しく吹き下ろす旋風
◆ヒレン=「飛廉」:中国における獣頭鳥身の空想上の動物で、風の神とも言われている

天狗風という風の名前を受け、その見た目は天狗になっています。

その手には、力の強い天狗が持つ「羽団扇」と、神通力や妖力を使うための「打杖」という杖を持っています。

BFー月影のカルート

◆月影:月の光
◆カルート=“kalut”:インドネシア語で「混乱する」を表します。

米版の表記“kalut”なので調べてみましたが、インドネシア語の意味しか出てきませんでした。

この曖昧な内容で終わるのが嫌だったので、一番頑張って調べた「蒼炎のシュラ」を下級モンスターのラストとして紹介します。

BFー蒼炎のシュラ

◆蒼炎:蒼い(青い)炎
◆シュラ:修羅(阿修羅)

「蒼炎のシュラ」に関しては語源の解釈がとても難しかったです。

まず、名前の「シュラ」ですが、おそらく阿修羅のことを表す「修羅」だと思われます。

その阿修羅を含む仏像群を「八部衆」と言い、その八部衆の中には「迦楼羅(かるら)」という頭が鳥で、体が人間の守護神がいます。

インド神話の神鳥「ガルダ」が仏教に取り込まれ「迦楼羅」となったそうです。

この「迦楼羅」には炎にまつわる話があり、不動明王の背後にある炎が「迦楼羅」の吐く炎で「迦楼羅炎」と呼ばれているそうです。

炎が出てきたので、「蒼」が意味するものを探したところ「青不動明王」を見つけました。

五色(青・黄・赤・白・黒)の内、「青不動明王」は「不動明王中の不動明王」という地位だそうです。

また、「修羅」に話を戻しますが、重機の存在しなかった時代に重いものを運ぶ巨石運搬具のことを「修羅」と呼んだそうです。

「迦楼羅」の前身である「ガルダ」はヒンドゥー教の神ヴィシュヌの乗り物でもあったことから、運搬具としての「修羅」とも掛けているのかもしれません。

つまり、「迦楼羅」の存在が語源の根幹にあるように推測できます。

・迦楼羅→不動明王の背後の「炎」→「青(蒼)」不動明王

・迦楼羅→八部衆→阿修羅→「修羅」

・迦楼羅の前身→ガルダ→神の乗り物→運搬具としての「修羅」

考え過ぎな気もしますが、いかがでしょうか。

シンクロモンスター

ここからはアニメに登場したシンクロモンスターの紹介です。

シンクロモンスターに関しては、深い語源がなさそうでしたのでサラッといきますね。

BFーアーマード・ウィング

◆アーマード=“armored”:装甲した
◆ウィング=“wing”:翼

アーマード・ウィングは、その名前の通り「戦闘で破壊されない」という“守り”の効果を持っています。

BFーアームズ・ウィング

◆アームズ=“arm(s)”:武器、兵器

アームズ・ウィングは、アーマード・ウィングとは対照的に攻めの効果である“貫通効果”を持っています。

アームズが「武器」を表すように、イラストでもその手に「銃剣」を持っています。

武器を持っている点も、守りのアーマード・ウィングと異なる点ですね。

BFー孤高のシルバー・ウィンド

◆孤高:たった1人世俗とかけ離れて高い理想を持っていること
◆シルバー・ウィンド=“silver wind”:銀色の風

“wind”は風を差す一般語です。

他の2体のシンクロモンスターと違う名前の構成であり、その見た目も武装されている訳ではなく、細長い刀を構えるスタイリッシュなイラストです。

「孤高」という表現が見合ったイラストだと思えます。

まとめ

いかがだったでしょうか。

アニメ版の『BF』は、「風」や「気」にまつわる言葉や名称が語源とされていることが多いですね。

いくつか語源がパッとしなかったり、腑に落ちないものがありましたが、今後気づいたことがあれば更新していきたいと思います。

次回は「漫画版 遊戯王5D’s」に登場した『BF』の語源についてまとめていきます。

アニメ版とはまた違った共通点があり、イラストにも名前の意味が含まれていたりと、とても面白いので楽しみにしていてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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